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【アウトリーチ】あいちSTEAM教育推進事業「知の探究講座」

終了
2025/ 08/ 20

題目:「日本語からはじめよう」
講師:大原繁男 名古屋工業大学 教授 / 計画研究C01代表
日時:2025年8月20日(水) 14:00-16:00

場所:名古屋工業大学
参加者 高校生:23名 引率教諭:2名

概要:高校生を対象に「日本語からはじめよう」と題して講義をしました.昨年に続いて論理文の書き方の講座です.名工大はあいちSTEAM教育推進事業に,20年以上,協力してきています.大原は,あいちSTEAM教育推進委員を担うとともに,名工大での知の探究講座全体の企画運営に携わってきました.年によっては,自分自身で講義や実験を担当しています.
 今年の名工大での講座は7月末から11月上旬まで全13回にわたって行われます.最終回には高校生による研究発表会が行われ,複数の教員で審査します.高校で単位認定されるので,質と量ともにそれに耐えうる内容となっています.
 前半は,STEAMのうちSTEMの講義や実験を実施しています.今年度はドラッグデリバリー,人工光合成,PCR検査,混ぜる科学,モンテカルロ・シミュレーション,電子物性,光物性,感覚と材料の講義や実験を高校生たちは体験しました.名工大の研究範囲の広さを感じます.昨年はモンテカルロ・シミュレーションが人気で,円周率などを自分でシミュレーション計算してみたという発表が幾つかありました.
 後半は,STEAMのA,リベラルアーツとして,情報リテラシー,論理文の書き方,効果的な発表,技術者における教養と倫理についての講義を用意しています.担当した論理文の書き方は昨年度から組み込んだものです.他の講義は15年くらい前から実施してきたと思います.早くから実施してきてよかったと考えています.
 「日本語からはじめよう」では,論理文の構造とパラグラフ・ライティング,事実と意見,日本語の特徴と読み手に伝わる文章の書き方を解説しています.日本語を正しく書くことから論理的思考と伝わる文章表現をはじめよう,という内容になっています.このことは英語をはじめ,他言語への変換にもつながります.事実と意見の解説には某大統領がふんだんに話題提供してくれます.事実にもとづいて意見を主張しなくてはならないことを説明し,フェイクニュースやミスリードについても言及してみています.引用や技術者倫理にも少しふれます.
 発表会へ向けて高校生たちが要旨を作成するので,発表要旨の役割やその様式についても説明しています.この講義の導入により発表要旨が随分よくなりました.

写真は自己紹介の一部としてアシンメトリ量子とロゴ(アニメーション)についてお話して,アシメ★通信の宣伝をしているところです.QRコードを配布したのでアクセスがあると嬉しいです.