B01: アシンメトリ量子物質の基礎理論と設計

課題番号:23H04869

Fundamental Theories and Theoretical Design of Asymmetric Quantum Matters

研究代表者

研究概要

図1:空間反転対称性が破れた系で現れる多極子の例。s軌道とp軌道が混成することで、電気双極子や磁気トロイダル双極子が出現する。
図2:物質設計のイメージ図。様々な結晶構造や元素の組み合わせに対して電子構造や交差相関を計算することで、望みの物性を持つ化合物を探索する。

 本計画研究B01(設計)では、計算物質科学に基づき、アシンメトリ量子物質に関する基礎理論の構築と物質設計を行います。

 計画研究A01・A02(可視化)の実験を理論に反映させ、C01・C02(創出)の物質開発につなげる橋渡しを担います。

 A01・A02との連携では、マクロ測定の結果を元に拡張多極子(図1)とその応答に関する「基礎理論」を構築し、交差相関を予言できる理論の構築を目指します。また、直接的な観測が困難とされてきた拡張多極子をミクロ測定により同定する観測理論を整備します。

 C01・C02との連携では、化合物の個性を取り入れた第一原理計算により、交差相関の定量的記述を目指します。それにより、既存の物質だけでなく未知の物質の応答を予言する「物質設計」(図2)を目指し、新しいアシンメトリ量子物質の開発を行います。

キーワード

拡張多極子/交差相関/第一原理計算/物質設計/マテリアルズ・インフォマティクス/量子多体論

メンバー

Postdoc