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【アウトリーチ】「石黒鎭雄博士に学ぶ研究の進め方」(愛知県立一宮高校2年生)(担当:C01大原)

終了
2023/ 06/ 06

愛知県立一宮高等学校2年生(理系、約200名)を対象に、課題研究への導入として、研究の進め方についての講義を行いました。教材には、ノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロ氏の父親であり、海洋学者の石黒鎭雄博士のエッセイ[1]を用いています。

あらかじめ高校生に印象に残った文を選び出してもらい、選ばれた文をもとに、研究動機、研究計画、文献調査、研究全体の構造、「考える」ことの重要性や思考実験について説明しました。石黒鎭雄博士の説明「こうして得られた知識の上に、自分の手によって小さいながら更に一段の足場を築くことが私たちの仕事なのです。」とラヴォアジェとニュートンによる似た言葉も紹介しました。

科学研究費助成事業の構造も説明し、「アシンメトリ量子」を例に、学術変革領域研究を研究の一つの形として紹介しました。

[1] 石黒鎭雄「自記波高計の作り方と実験」(第1回〜5回)、海と天気のしるべ、長崎海洋気象同好会発行(1950).

快く資料のコピーを提供していただいた長崎地方気象台とお世話いただいた長崎海洋アカデミー所長の中野俊也先生に厚くお礼申し上げます。