兵庫「咲いテク」事業の一環で行われた「物理トレセン兵庫」において、強磁性体の作製のデモ実験とホール効果に
関する講義を通してアウトリーチ活動を行いました。デモ実験では室温では常磁性体のMn（マンガン）と反磁性体のSb（アンチモン）を石英管に封入し加熱することで、強磁性体MnSbを作製しました。磁石につかない物質が化合物になることで磁石につくようになることから、結晶構造によって物質の性質が変化することを伝えました。講義では、高校の学修範囲のホール効果に加えて、異常ホール効果について説明し、対称性と応答現象の結び付きを解説しました。
1回目：2024年11月16日、神戸大学
2回目：2024年12月21日、神戸高校