代表メッセージ
領域代表
鬼丸 孝博(広島大学)
われわれが自然界のなりたちを探求しようとするとき、対称性の破れ、すなわち「アシンメトリ」の概念にたびたび遭遇します。
たとえば、DNAの二重らせん構造は左右のうち右巻きのみですし、素粒子は自発的対称性の破れによって質量を獲得します。さらに、アシンメトリは物質の機能を生み出す源でもあります。
本領域では、固体結晶のアシンメトリを活かしてこれまでにない交差相関を開拓し、新たな機能をもつ量子物質を設計・創出することを通して、「物質科学の学術変革」へと導きます。
そして、物質科学のブレークスルーにつながる「アシンメトロニクス」の学理の構築を目指します。
研究組織
A01: 量子ビームによるアシンメトリ量子物質のミクロ解析
Probing Microscopic Properties of Asymmetric Quantum Matters through Quantum Beam Analysis
- 課題番号:23H04867
- 代表:田端 千紘(日本原子力研究機構)
A02: 精密物性測定によるアシンメトリ量子物質の新機能開拓
Exploring Novel Functionalities in Asymmetric Quantum Matters through Precise Measurements
- 課題番号:23H04868
- 代表:柳澤 達也(北海道大学)
B01: アシンメトリ量子物質の基礎理論と設計
Fundamental Theories and Theoretical Design of Asymmetric Quantum Matters
- 課題番号:23H04869
- 代表:大槻 純也(岡山大学)
C01: アシンメトリ量子物質の深化
Development of Archetypal Asymmetric Quantum Matters
- 課題番号:23H04870
- 代表:大原 繁男(名古屋工業大学)
C02: アシンメトリ量子物質の開拓
Development of Novel Asymmetric Quantum Matters
- 課題番号:23H04871
- 代表:吉田 紘行(北海道大学)
X00: アシンメトリが彩る量子物質の可視化・設計・創出の研究総括
Research Management of Unveiling, Design, and Development of Asymmetric Quantum Matters
- 課題番号:23H04866
- 代表:鬼丸 孝博(広島大学)
謝辞の記載方法
本学術変革領域に関する業績には、以下の謝辞を記載をお願いいたします。
【英文】:This work was supported by JSPS KAKENHI Grant Number JPXXXXXXXX.
(ロングバージョン):This work was supported by a Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A) “Asymmetric Quantum Matters”, JSPS KAKENHI Grant Number JPXXXXXXXX.
【和文】:本研究はJSPS科研費 JPXXXXXXXXの助成を受けたものです。
(ロングバージョン):本研究はJSPS科研費学術変革領域研究(A)「アシンメトリ量子」 JPXXXXXXXXの助成を受けたものです。
A01:23H04867
A02:23H04868
B01:23H04869
C01:23H04870
C02:23H04871
総括班X00:23H04866 (※ 共用機器の利用。国内旅費援助・海外派遣で得られた成果の場合、こちらも含めてください。)
「アシンメトリ量子」公式ロゴマークの使用について
公募研究
公募研究: 2024-2025
Publicly-offered Research for FY2024-2025
令和6(2024)年度の公募研究は令和5(2023)年7月中旬に公募を開始、受け付けは終了しました。