“Anisotropy of the magnetic-field-induced phase pocket in the non-Kramers doublet system PrIr2Zn20” A02橘高俊一郎氏、C01鬼丸孝博氏の多極子自由度に起因する新奇秩序相に関する論文がPhys. Rev. Bに出版されました
2024/08/10
中央大学理工学部の橘高俊一郎氏（A02）、広島大学先進理工系科学研究科の鬼丸孝博氏（C01）からなる研究グループにより、スピン自由度を持たない非クラマース二重項系PrIr2Zn20に関する論文がPhys. Rev. B (Letter)に出版されました。本論文では、PrIr2Zn20の反強四極子秩序相境界近傍において特定の方位の磁場下で新奇秩序相（A相）が誘起されることが熱物性測定により明らかにされました。多極子自由度に起因する量子現象の理解に新たな展開をもたらすことが期待されます。 https://link.aps.org/doi/10.1103/PhysRevB.110.L081106