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領域代表の鬼丸孝博が、第37回日本放射光学会年会・放射光科学合同シンポジウム (2024年1月10-12日開催) の企画講演セッションにて講演

2024/01/12

【概要】
領域代表の鬼丸孝博が、2024年1月10-12日に開催された第37回日本放射光学会年会・放射光科学合同シンポジウム (姫路市、アクリエひめじ) へ参加し、企画講演セッション 「放射光と中性子、実験室機器の相互利用」(座長: 筒井 智嗣)にて、「放射光及び中性子を活用したアシンメトリ量子物質の研究 (30分)」の講演を行いました。

講演の冒頭で、学術変革領域研究(A)「アシンメトリ量子」の概要を紹介しました。その後、本領域の計画研究A01の研究内容に沿って、放射光と中性子を組み合わせることで多極子の自由度を同定することが可能となること、その例として、多極子が活性となる希土類化合物に関する研究について紹介しました。また、多極子と交差相関などの機能物性を紐付ける、最近の研究の取り組みについても説明しました。本講演を通して、放射光と中性子を活用した多極子の可視化ならびに機能物性の理解の現状と問題点を広く共有することができました。同セッションでは、生命科学やナノ材料、2次電池材料を対象とした講演もあり、幅広い分野の研究者による活発な意見交換が行われました。