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【アウトリーチ】「日本語からはじめよう」

終了
2026/ 09/ 04

題目:日本語からはじめよう
講師:大原繁男 名古屋工業大学 教授 / 計画研究C01代表
日時:2026年9月4日(金)13:05~14:55
場所:兵庫県立長田高校 視聴覚教室
対象:兵庫県立長田高校 人文・数理探究類型の2年生41名

概要:探究活動において生徒が書いたアブストラクトの改訂を目指して論理文の書き方講座を担当しました.ワークショップ形式で行ったものです。
 文章を書く目的は,書き手の主張を読み手に伝えることであることを確認してから,不足,不要,重複,長文が文をわかりにくくする要因であることを指摘しました.高校生の書いた文章を使ってわかりにくさの実例を示したのち,自身の書いたアブストラクトを点検してもらいました.さらに班ごとに一つのアブストラクトについて話し合いながら改訂を試みてもらいました.
 この体験から、自身の書いた文でわかりにくいところが発見できるようになったことに気づいてもらいました.また,研究背景,目的,方法,結果や予定という型を守って書くことの重要性を話しました.改訂後のアブストラクトをある一つの班に発表してもらいましたが,想像を越えた高い完成度になっていて驚かされました.
 残りの時間は,論理文の構造やパラグラフ・ライティング,日本語の特徴の紹介にあてました.夏目漱石,志賀直哉,谷崎潤一郎,村上春樹,清少納言の文章を解説して,日本語への理解を深めてもらったつもりです.
 最後に,日本語からはじめる,という授業を始めるきっかけになった播磨尚朝先生(神戸大学名誉教授)の巻頭言(J-Physics ニュースレター5号、2018年)を紹介しつつ,アシンメトリ量子のニュースレターを1〜6号までをクラスにプレゼントして講義を終えました.播磨先生は長田高校での研究指導をされており,見学に来ていただきました.ワークショップについてもコメントをいただきながら進めることができました。